フルーツポンチ、もしくは、ただの猥談 「さくらんぼが食べたいな」 少年が耳元で囁いた。 赤くて丸い果実を、舌の先で転がしてみたいと。 「此処ではダメよ」 と少女は返した。 少女の持っているさくらんぼは、二つだけ。 「桃でもいいよ」 白くて柔らかい丘を、指でつついて歯を立ててみたい。 「今はイチゴで我慢してね」 少女は食いしん坊の少年に口付けた。 少女のイチゴは時々練乳でデコレーションされる。 ちゅっ、ちゅっ 二人を繋ぐ、甘いシロップの糸。 糸は真夏の太陽の下で輝いて消えた。 「ごちそうさま」 今夜のメインディッシュは、イチヂクの華 ・・・おそまつでした。一応シャニ夢のつもりなんですよ。 BY庭代ノノ 補足トリビア。イチジクとは、西洋で女●器を指す隠語である。へえ〜。 |
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