○月○日(くもりのちはれ)



仕事帰り、烏に襲われていた黒猫を助けた。

予め言っておくが、烏に向かって石を投げたがあくまで威嚇で当ててはいない。

そして襲われていた子猫は、襲われたショックなのか気を失ってはいたが、少しの裂傷以外の大きな怪我は見当たらなく。

念の為、良く仕事(迷子猫の聞きこみ)でお世話になる獣医師に診てもらうも、やはり少しの裂傷以外は怪我はないとのこと。

そして獣医師曰く、大きさからしてまだ数カ月の子猫だろうとのこと。

うむ、完全にとはいえないものの、こうして尊い命を守れた事に、自他共に認める猫馬鹿な自分を褒めたい。

ちなみに子猫は首輪や迷子札をしていなかったので、これも縁かと連れ帰ることにした。



全く迷いがなかった理由は、その子猫に一目ぼれした以外に何がある。



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