![]() ありがとうございました! 励みになります! しょーもない小話NO.3/5「完全犯罪」 探偵は、ゆっくりと犯人を指差した。 「彼女を殺したのは、あなたですね」 「バカな! どうしてそれがわかったんだ! 指紋は拭いたし、何より殺害現場は密室だったはず! なのになぜ!」 窓に歩み寄ると、探偵はゆっくりとカーテンを開けた。 「確かに、密室のトリックは完璧だった。現に、私は今でもその仕掛けがわからないよ」 「それなら、なぜ俺が犯人だと断言できるんだ!」 カーテンの向こうには、視界が届く限り、焼け焦げた廃墟が続いていた。風に舞うぼろきれ以外、動く物はない。 「彼女が亡くなり、私が無実である以上、犯人は君しかありえないからさ。落ちた核のせいで、この地球上で生き残っているのは、三人、いや、今は君と僕の二人しかいないのだから」 |
|
|