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「切れ端を求めよ」


乾ききった喉の切れ端を見つけた。
グラスの中で
膝を抱えて
(自らの薄さを恥らって私の目線から葉先のように)
浮かんでいる。
首の窪みが寂しげで
あぅ/
私の
私への/欲求

込みあげる。
よぉ/
グラスを手に取った。
麦茶に浮かぶ切れ端を
陽光が
愛でる。
射影の種が土から
顔を出し、
みどりの風に芽吹く。
乾ききった喉の切れ端は
湿潤を求めて
さらに麦茶を彷徨う。
グラスの中で
私の人差し指が
それを追った。

喉の窪みが
ヒュウヒュウと鳴きだす。
まどろむ火の音が
はじまる。

人差し指が
乱暴/して
グラスは倒壊。
流れ出した、
麦茶とともに
切れ端は排水溝へ
流れていった。

私は私を求め
求めた後に、
さらにさらに
奥へ進みたがる。
それはよいこと・・・・・・・。
だから、これからは
切れ端の分、
切れ端ではないその者たちが/
一歩先へ。

切れ端でしかありませんが私の切れ端でしか
ありませんが所詮私ですが切れ端を求めます


一歩先へ!


グラスの中に
新たな切れ端が


(2006/09/25)

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