腰に手をあてて貴也がソレを突き出してくる。
隆々と天を向いてるソレの先からは
貴也の興奮を物語るように我慢汁が滲んでた。

「ほら、春」
「う、うん」

跪き、貴也の股間に顔を近づけた。
顎関節をきしませながら口を開いて
先っぽをペロッと舐めた。なんかしょっぱい。

「ちゃんと咥えてしゃぶんだぞ」
「わかってるってば」

貴也もやってくれたんだし。
俺は覚悟を決めてぱくっと咥えこんだ。

柔らかな亀頭。
思ってたより大きくてちょっと息苦しくなるくらい。

カリの段差に舌を這わすと

「はぁ……ん……」

貴也は感じた声を出した。

俺のフェラで気持ちよくなってくれてるんだ。
なんだか嬉しい。

もっと奥まで舐めてあげようと咥えこんだけど、
貴也の勃起はすごく大きくて、太くて、
とても根本までは無理だった。
でも俺は涙目になりながら限界ギリギリまで
貴也を飲み込んでグボグボッと音が立つくらい顔を前後に揺すった。

「あ、いい……春、おまえうまいな。
　すげえ気持ちいいよ」

良い子良い子って頭なでなでしてくれる。
あふれてくる唾液をたっぷり絡ませながら
俺は一生懸命貴也のペニスをしゃぶった。

ジュボジュボピチャッビチャグチュッ

「――は、タンマッ！　ストップ、春！」
「えっ？」

夢中でしゃぶってたのに
いきなり待ったをかけられて、
俺は涎を垂らした恥ずかしい顔のまま
貴也を見上げた。

「イキそうだった」
「イケばいいのに」
「なぁ、後ろ使わせてよ」
「後ろ？」
「お前の、ケツの穴」
「ケツの……あな？！」

びっくりして問い返すと、
貴也は

「お前の中、すげえ気持ちいいんだろうなって
　ずっと想像してたんだ。
　今日は最後までヤルつもりで呼んだんだ。
　お前だってそうだろ？」

って同意を求めて来るんだけど、
俺、そこまでするつもり全然なかったんだけど？！

「やっ、やだよ、なんで俺が入れられるほうなんだよ」
「だってお前、かわいーし、エロいし」
「たっ、貴也だってかっこいいし、エロいし！」
「そんな目で俺のこと見てたんだ？ｗｗｗｗ」

ぐぐっ、なんか墓穴堀った気分。

「俺はどっちでもいいんだけど、
　春に突っ込まれるとか想像つかない」

俺が貴也に突っ込む……？！
むりむり！　想像すらできない！

じゃあ俺が貴也に突っ込まれるほうは……？

……あ、やばい。なんか想像できちゃった。

「ま、まじで言ってんの？」
「まじ。そのために準備もしといたし」
「準備って？」
「オイルとか、ゴムとか」

まじでめちゃくちゃ準備万端じゃん！