「あーかねっ!何してるの」



いつものサボリ場である屋上へ赴くと、そこには案の定、茜がいた。
堂々と横になっていた彼は、寝転んだまま視線をあたしに向けた。



「見りゃ分かんだろ・・・寝てんの!俺はっ」

「・・・ごもっとも」



その通りで御座います、と言わんばかりに、あたしはにかっと笑みを浮かべた。







お隣、失礼します。










「茜、授業さぼりすぎじゃない?」



かくいうあたしもさぼっているわけで人の事を言えた身ではないんだけれど、
茜が欠席している回数に比べればあたしの悪行なんぞ微々たるものだと思っている。

柊君もそう言っていたし確実だろう。うん間違いない。あたしはきっと正しいさ。



「べーつにっ・・・いいんだよ授業なんざ出なくても」

「まーね。それは確かにそうだけど」

「なんだよ。そーゆーお前もさぼってんじゃねーかっ」

「うん・・・まぁでも・・・」



茜が欠席している回数に比べればあたしの悪行なんぞ微々たるもの。
口で説明するのも面倒だし、説明したらしたで茜はきっと屁理屈を並べてくるだろう。
そう思って、あたしはあえて口を閉ざした。

・・・いや、あたしの主張も屁理屈みたいなもんかもしれないけどさ。



「まぁでも・・・なんだよっ?」

「んーん。なんでもなーい」

「?ワケわかんねえやつ・・・」



あらら。
それをアナタに言われたらあたしも終わりですね、学校一の変わり者の立花茜くん。



「まぁ・・・なんだっ」

「?」

「お前も暇なら寝てけや。特別に茜様の隣で寝させてやってもいーぜっ」

「・・・ふっ、素直に一緒に寝て欲しいと言えばいいものを・・・」

「そんなわけねーだろーがっ!だぁほ!」

「まーったく、素直じゃないんだから、ほんとに」



あたしは笑いながらそう言うと、茜の隣にごろんと寝転がった。



「べ・・・別に深い意味なんてねぇぜ!おうっ」

「はーいはいはい。分かってますよ〜」

「ったく・・・」



ちらり、と同じ高さの目線から、彼の横顔を盗み見た。



気のせいかな?
少々お顔が赤いようですよ、立花茜様。




END





拍手ありがとうございました!大変励みになります♪

どうぞ気軽に何か送ってやってください。レスは日記にさせて頂きますね。
メールでのご感想もお待ちしております。
アドレス→minadukixxwith_a_smile@yahoo.co.jp(要コピペ)


master 鞠江みほる









あと1000文字。