拍手ありがとうございます!



東方日曜者〜萃〜


目が覚める。
頭が痛い。
あぁ、昨日の晩は宴会だったのよね。
辺りを見回すと、屍のようになった者達がごろごろと転がっている。
魔理沙、紫、早苗、文……、
「あれ?」
一番の呑んだくれがいない。
その相方であり、唯一そいつに対抗出来る呑兵衛――勇儀は他の面々と同じように寝ているのだけど。
「萃香?」
「んー?」
どこかから声が聞こえる。
しかし姿は見えない。
「おーい霊夢ー、腋が丸見えだよー。いやぁ眼福眼福」
机の上に置かれた杯――、小さな百鬼夜行、伊吹萃香はそこにいた。
「密と疎を操れるって便利だねぇ」
小さな、といっても普段はここまで小さくない。
疎の力で己を散らしているだけだ。
それにしても……
「何やってるのよ?」
「んー、見たまんま.酒風呂だよ」
なるほど。どうりで完全に酔っ払ってるのね。それとも完全に酔ってるからこんな事をしてるのか……。
「バカやってないで早く上がりなさいよ」
「ちぇー」
つまらなさそうな声を上げると、萃香は杯から飛び出し、まとわりついた水分を散らし己の体を萃めた。
「んじゃ、おやすみー」
そう言うと、萃香はドタッと音を立てて倒れた。
「日曜日よりの使者――自由――むにゃむにゃ」
紫が何かつぶやいた。自由なのはあんたじゃないの、と突っ込みかけたが……、
寝言だった。
ともかく、頭痛もある。
私はもう一眠りする事にした。



コメントあればどうぞ!(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。