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東方日曜者〜て〜


ここは迷いの竹林。
人間なんて滅多に来ない、私の所有地にして妖怪の遊び場。
「あ、お前は永遠亭の」
……って言ってるのに早速人間発見。
まぁ彼女はただの人間じゃないんだけどね。
「姫様なら『今日はゲーム日和だー!』って言って引きこもってますよ」
「ちっ、つまらん」
そう言って踵を返す。
……まずは一人。

「因幡ー」
永遠亭に戻るとすぐに姫様に呼び止められた。
「何ですか姫様?」
「妹紅見なかった?」
見ての通り、姫様は引き込もってなんかいない。
しっかし、相思相愛だねぇ。
「なによ、因幡」
「いえ、なんでも。あ、藤原の娘なら里の方へ歩いて行きましたよ」
「……またハクタクの所ね。つまんないなー」
そんな事を呟きながら、姫様はとぼとぼと永遠亭に戻っていった。これで二人目。

「てゐー」
次は師匠か……。
「どうしたんですか、師匠?」
「ウドンゲ見なかった?」
「さぁ、里に買い出しにでも行ったんじゃないかと」
「そう……、せっかく新薬の実験したかったのに……」
嫌な感じに目が輝いている。
「じゃ、私も用事がありますので」
三十六計逃げるにしかず。
身の危険を感じ、私は脱兎の如く駆け出した。
ともかく、これで三人。

「騒がしいのも好きだけど……」
適当な嘘をついて、その場を切り抜ける。
「てゐー!」
鈴仙が私を呼ぶ。あ、早めに逃がさないと。
「そうして作った平穏も、またいいもんだねぇ」
「何一人で呟いてるのよ」
「ん、一人言」
「それは分かってるわよ」
「ねぇ鈴仙」
「あによ?」
「どっか行こうよー」
そうしないとどちらかが人体実験行きだ。
「別にいいわよ」
その言葉を聞く前に、私はもう駆け出していた。



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