鶴丸、と。
俺を呼ぶ声音が、
まるで楽の音のように聴こえはじめたのは
いつからだっただろう。
きっかけなんて覚えていない。
ただいつの間にか、
俺は毎日君に名を呼ばれる時を
今か今かと楽しみに待っていた。




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