Thanks For Clap!!



教えて! クラウド先生!!



「…何を教えるんだ?」
『ええと…ジェノバとか、ソルジャーとかじゃないか?』
「今更だな」
『じゃあ…クラウドの仕事については?』
「教えるようなことでもない気がするんだが…」
『はいはい。じゃあまず、どんなことをするんだ?』
「依頼を受けて荷物を運ぶ」
『どんな大きさや物でもか?』
「バイクに積めるならな」
『人は?』
「そういう運び屋じゃない」
『一応後ろに座れるけどな』
「一応、な。実際は後ろに乗ってたら、振り落とされるのが関の山だ」
『…クラウド、いつも何キロで走ってるんだ?』
「さあな…二百キロは超えてるんじゃないか?」
『…犯罪だ』
「? 何か言ったか?」
『い、いや。何でもない。…じゃあ次は、どんな人からどんな依頼が来るんだ?』
「老若男女、ミッドガルの内外から…世界各地からくる」
『内容は?』
「手紙、プレゼント、遺品などが多い。神羅など企業からは仕事関係らしい書類なんかも依頼されることがある」
『神羅から、か――』
「いつも大したものじゃないがな」
『ん…でも、忙しそうだよな? ミッドガルの外からも依頼が来るってことは。何日も帰ってこない日もたまにあるし』
「一応、一日に受ける仕事の量はある程度制限しているんだがな」
『そうなのか?』
「ああ。でなきゃ働きづめで倒れる」
『たしかに。…でも、それにしても働き過ぎじゃないのか?』
「誰かがやらなきゃいけない。それに俺は、誰かの力になりたい」
『クラウドらしいな…』
「もういいか?」
『あ、最後に一つ。ストライフ・デリバリーサービスって名前は、どうしてつけたんだ?』
「…いや、普通に俺の名前からだが」
『それだけか?』
「ああ。それ以上何があるんだ?」
『えっと…いや、ないよなあ』
「…あるとすれば、俺の仕事だっていうことくらいだな」
『は? どういうことだ、それは?』
「あ…いや、気にするな」
『気にする。なんのことだ?』
「だから名前以上に意味は――」
『俺の仕事、っていうのは? 私やティファに手伝わせないためだと?』
「いや、そうじゃないが…」
『じゃあどうなんだ。クラウドは仕事を手伝われるの、好きじゃないよな?』
「いや、それとこれとは話が…」

――以下長くなるため省略。




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