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■去勢公園6◆その他見かける光景

埠頭のはずれにある菱島公園。
夜間は近隣の道路が封鎖され、人のいなくなるこの公園は、
別名『去勢公園』と呼ばれている。

公園を舞台に去勢ということで、
ここでは他に見られないおもしろい光景を見かけることが出来る。

ジョギングコースで『犬の散歩』をしているという男女、
よく見ると女性の手にしているリードは首輪についているのではなく、
股間から伸びていた。さらに注意深く見ると、
そのリードも普通の紐ではなく、生の管なのだ。
そう、女性は男の陰嚢から引き出した睾丸を握り締め、
四つんばいで歩く犬男の散歩をしていたのだ。
男は自分の大事な金玉を直に鷲掴みにされ、
「そっちじゃなくてこっちに行くわよ」と言われては
潰れそうなほど強く握り締められ、
引き千切られんばかりに引っ張られてキャンキャン吠えるのだ。
女性の持っているビニール袋には、汚物ではなく睾丸が1つ入っている。
どうやら最初のうち、力を入れすぎて1個目は早々に引き抜いてしまったようだ。
最後は「散歩も終わったからリードはずさないとね」といって、
残った玉も引き千切られたそうだが、すでに半分千切れかけていて、
ちょっと引っ張っただけで簡単に取れたという。

野外ホールでは、可愛らしい服を着たアイドル志望の女の子のコンサートが開かれていた。
『ぴゅあエンジェル・ゆーか』というこの女の子は、
実際にアイドル活動もしており、現実でも身元(職業)の知られている珍しい存在で、
ルックスもすばらしいので彼女に去勢してほしくて公園に来る者もいるそうだ。
本来ドSな性格なのだが、普段は癒し系アイドルのふりをしているストレスから、
男の大事なものを壊して泣かせたいとここに来ているらしいが、ファンの前では
「みんなの純血を守るため、去勢もエンジェルのお仕事なのです☆」といって、
『歌って踊れて去勢もできるニューアイドル』と化している。

インカム型マイクをつけた彼女のステージは、
「ゆーかりん、やっぱりマイクがないと寂しいですぅ」と
泣きまねをするところから始まる。
彼女に指を指された男がステージに上がると
「ありがとう! あなたのマイク、使わせてもらいますね☆」といって
持ち出した植木用の裁ちばさみでバッサリ切断したペニスを握り締めて歌を始める。
歌うのは持ち歌の「ぷらとにっく・ぴゅあぴゅあエンジェル」の替え歌だ。

「キンタマ潰して〜」とか「おちんちんガブリ」とか、
「あなたのタマタマ取っちゃうぞ〜」など、
歌詞のところどころに去勢ネタが入った歌を歌いながら、
さきほどペニスを切断した男の陰嚢をひねり潰し、
去勢が終わるとまた別の男を手招きする。
ゆーかは歌いながら足元のバッグの中から鋸やバットなどを取り出し、
それを使ってペニスを引き裂いたり、玉をひねり潰したり、
間奏の間に噛み砕いたり電気あんまの体勢で踏み潰したりと
実にさまざまな方法で男を去勢する。
1人終わってはまた1人と、次々とステージ上で繰り広げられる去勢コンサートは
まさに圧巻の一言。これこそ彼女の真骨頂なのではとすら思えるほどだ。

このコンサートで去勢されたのをきっかけに彼女のファンになる者も多く、
いまやファンクラブの8割方が彼女に去勢された男たちだという。
この調子でいけば、来年にはかなりのファンを獲得することだろう。

こんな具合でいろいろあるのだが、
おもしろいといえば翌日の土曜の朝もなかなか見ものだ。
ベンチの下や植え込みの間など、そこかしこに
去勢されて捨てられたペニスや睾丸が落ちているのはここでしか見られない光景だ。
もっとも、夜中の2時を過ぎて『去勢公園』が普通の菱島公園に戻ったあと、
常連の有志たちが園内を巡回して、先端だけはグシャグシャに踏みにじっておくので、
ペニスの方はボロボロになっているものばかりだ。
こうして亀頭の原型をなくしておけば、それだけを見てもペニスにはあまり見えない。
睾丸は普段見えないので、そのままでもたいしてわからないようだ。

こうして園内には男性器の残骸が散乱しているのだが、
これらは土日を経て月曜に他の人や管理人が来るまでには、
野良猫たちの格好の餌となってきれいに片付いてしまうのだ。



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