忠臣日記


暦五一四年 ■月二十日

 今日は朝から陛下が不機嫌でいらした。理由をお伺いしても、なんでもないとおっしゃるが、おそらくは柚様についてのことだろう。
 ご本人から語られるまで追及はしないが、柚様に先になにがあったか聞いておいた方がいいだろうか。


暦五一四年 ■月二十一日

 朝議のあと、柚様に御会いした。昨日から陛下の御機嫌が優れない件についてそれとなく伺ったところ、明朗に答えてくださった。
 斉国国王御夫妻に御嫡子が御生まれになったので、御祝いに行きたいと言ったところ、陛下が却下なされたため、柚様は怒っていらっしゃるとのことだった。
 隣国として、御祝いの品や書簡などは贈らせていただいたが、顔を見て御祝いを述べたいと柚様は仰っていた。斉国へ赴くとなると、政務がある限り、陛下は中々王宮から動くことが出来ない。そのため、一人でも行けると言ったようだが、どうなるやら…ともかく、早めに仲直りをしてもらうべく、女官たちからもそれとなく宥めるよう伝えなければならない。



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