「おつかれさま!」 「・・・ありがとうございます」 びしょびしょのレッド君にタオルとドリンクを渡すと、ぶっきらぼうにお礼を言われた。 「せんぱーい!俺にもくれ!」 「はいはいどーぞ」 「あざーす」 その後から来たグリーン君にも渡すと、いきなりグリーン君が抱きついてきた。 しかも泳いだ後のびしょびしょの体で。しかも水着姿で。半裸で。 「・・・・ぐ、ぐりーんく!!」 「あー、先輩いい匂いする」 「・・・・・離れろ」 声にならない悲鳴をあげていると、レッド君がグリーン君を無理やり引っぺがした。 ああああ、ありがとうレッド君!そして顔が怖いよレッド君! 「折角先輩を堪能してたんだから邪魔すんなアホレッド」 「セクハラで訴えられるぞ馬鹿グリーン」 「ちょ、ちょっと二人とも!先生に怒られちゃうから静かに!」 「・・・・っちぇ、なあ今日一緒に帰ろうぜ!」 「・・・・・俺も」 「分かったから大人しく!ね?」 ドキっ 「(ね?だってよ。先輩超可愛い)」 「(・・・・グリーンきもい)」 「(なんだよお前もどうせ同じようなこと考えてただろ)」 「・・・しね」 「・・・はあ?!」 どうやら彼らは水泳部だったようです。 |
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