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「山本、か……」

 ダメツナの憧れらしい少年の姿を見ながら、ナギサは考えた。

 親友っぽい相手の一人や二人、必要だよな……と。



「何か嬉しそうだな?」
「あぁ、わかる? 今日クラスの人気者から相談を受けちゃって、さ-」
「その山本だけどな」
「何で知ってんだよ!」
「お前の部下にしろ」

 いや、部下じゃなくてもいいんだけどな。
 でも、そうでも言わないとこいつじゃマトモに友達作れないだろうしなぁ……

「なっ、お前、オレのクラスメイトまでマフィアにする気かよ!!」

 全力で突っ込むツナの言葉を柳に風とばかりに受け流して、ナギサは銃の手入れを始めた。




「山本が屋上から飛び降りようとしている!!」

 ぉ、何か、騒ぎが起きたぞ?
 別にオレは何も画策してないのに、早速起きるとは……流石はダメツナだな。

 屋上に向かう人の中に紛れ込み、屋上の野次馬と一体化してみる。
 押し出されたツナが逃げようとするのを銃を向けて止めて、様子を見守った。

 二人してバランスを崩して屋上から落ちていくのは、流石に焦った。
 つむじスプリング弾っていうのがあるのは知っていたが、あぁも上手くいくとはな……

 実験してみたわけじゃなく、部位による弾の名称を聞いただけだから、どうにも、な……
 ちょっと本格的に実験して、遊んでみるといいかもしれないなぁ……


 友達になった二人を見守りながら、ナギサは銃をクルクルと楽しげに回した。


遊んでるよね、ナギサ。
短めなのは仕様。
 



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