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拍手ありがとうございました!!とってもうれしいです♪ お礼文は今のところ全二種です。 『それでも神はいる』 世界が壊れていく。そう機関が認識したのは一ヶ月前のことだった。 どんどんと世界が世界の平和が蝕まれていく。分かってはいたけれど。僕たちにどうにかするすべはなかった。 もう随分前に僕たち機関の人間の能力は衰え、今では全く力を発揮できなかった。ただの人間と変わりなかった。 事態の悪化と比例して力がなくなっていく。機関の上層部は焦り慌て、もうマトモな判断は期待できなかった。 そしてついに五日前。 世界の崩壊は一般人にすら感じることの出来るほど、進んでいた。 灰色の閉鎖空間から実世界へ。神人が少しずつ侵入してきたのだ。少しずつ、薄っすらと。それでも確実に神人はこの世界を侵略していった。 何故。何が起こっているか分からなかった。神人狩りのエキスパートの僕らすら、神人の動きが読めなかった。 昨日。あるマンションの前に神人が現れた。小さな小さな女の子とその母親が神人から攻撃を受けた。ボスッボスッと殴りかかる。ありえない神人の動きに女の子は怖くて身動きが取れなかった。地面に叩きつけられる家。飛び交う電信柱。 女の子はうずくまり、小さな手を握り締めた。母親が娘を抱きしめる。 「神様、助けてください…」 その悲壮感漂うつぶやきに、僕は思わず飛び出した。 自分の行動を顧みずに、ただ一心、その親子を助けるために。 力の使えない僕はただの人間。そんなこと分かっていた。でも動かずにいられなかった。 僕は知っていたから。 神様は助けてくれない。何故なら。 世界を壊しているのは他でもない「神様」だから。 でも。 僕は彼女の願いを叶えてあげたい。 こんなちっぽけな人間だけど。少女の夢ぐらいなら守ってあげられる筈。 僕は親子のもとへ駆け寄ると、女の子を抱え上げ、母親の手を引き全速力で近くにあった長門さんの家へと駆け込んだ。 ここなら神人の力が及ばないようになんとかしてもらえるだろうと思って。 僕は唖然とした表情で見上げてくる少女ににっこりと微笑んでこう言った。 「大丈夫、神様がきっと助けてくれますよ」 何の根拠もない嘘。でも僕は言わずにはいられなかった。 壊しているのが神様なのに助けてくれるわけがない。そんなことは分かりきっていたけど。 助けてくれないけど。それでも神はいる。 僕の言葉に驚きながらもにっこり笑う少女。その可憐な微笑みに僕も笑顔を返す。そして、母親の手をぎゅっと握り返す。彼女もにっこりと微笑んでくれた。 そうか 僕はこの笑顔たちが見たかったのかもしれない。 -END- お題配布元 【 206骨 】様 |
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