拍手送信して下さり、真に有難うございました!

☆矢コラボから、また外れまして。
今回は銀さんの独白文となります。コロコロ変わり、申し訳ありません。
「君の瞳に恋してる」を管理人なりに解釈し、銀さん風にアレンジさせて頂きました。


始めにお断りしておきます。完全に別人です。銀さん、神楽ちゃんにもう骨抜き状態です。

それでも宜しければ、どうぞ。







お前と、初めて出逢った時は。
なんて、『最悪』なんだろうって思った。

それこそ、オレの人生終わっちまったって。

・・・・・だって。だってだよ?
仮にもジャンプの主人公が、事故を起こしたんだよ?
二輪で、人を轢いちまったんだよ?

しかもオレよりも、年若で小柄で華奢な少女をだよ?
なんか、もう。視界は、真っ暗になるし。

全身から脂汗が、一気に噴出すし。顔面蒼白状態には、陥るし。
恐怖感は、湧き上がって来るし。

現実世界を、離れ。
何処か別の異次元へと、逃げ出したい衝動に駆られるのは。
現実逃避を、したくなってしまうのは。
しょうがない事だと、思いませんか?

いや、人として!最低な考えだとは、理解してるんだけども!
まあ、それだけ。オレの中では、『大衝撃』だった訳だよ。

―――――ところが。

かぶき町界隈の地面に、横たわっていた少女は。
ちょこっと掠り傷を負ってはいたものの、目立った怪我は無く突如起き上がる。

これで驚愕しない方が、おかしいってモンで。
実は『天人』で。しかも、『最強最悪の傭兵民族・夜兎』の生き残りと判明。

しかも。どうやら、訳あり逃亡少女だったらしく。
最初は、我関せずだったが。なんだかんだで、手を貸す事になり。

『故郷』に帰れる資金が、調達出来るまで。
我が家に住まわせろと、脅迫され居座られる羽目となってしまった。

内容が結構、大雑把だが・・・・大体は、こんな感じだったと思う。

渋々了承した、1つ屋根の下の共同生活。
始めの頃は、殆ど無表情。滅多に、口も開かこうとしない。

開いたと思えば、可愛らしい唇から出て来るのは。
『超』が付く程の、『毒舌』と。うさん臭い、チャイナ語。

更に、更にだ。あんな細い華奢の身体の何処に、入るんだ?って言うくらい。
良く、飯を食う。半端無しに、飯を食う。

その食いっぷりに。死んだ魚の様だと、喩えられた己の瞳が。
おもっくそ、見開いたのを。今でも、覚えてる。

この世に生を受けて、二十と数年。
オレは初めて、『大食漢』の三文字を。目の当たりに、した気がした。

だが、何より驚いたのは。抜群の、『戦闘力』である。
『最強最悪』の肩書きは嘘では無いと、実感せざるを得なかった。

あんな折れてしまいそうな細腕から、番傘を通して怪力が出現するのだから。
これで驚くなという方が、無理であろう。

――――――と、まあ。そんな神楽との、生活も無難に過ぎて行き。

新八も加えていつしか三人で一緒に、万事屋の仕事をしていく内に。
お団子娘の、無表情さも解けて来て。固く閉ざされ気味だった、唇も。
滑らかな動きを、見せ始めていった。

オレの事を、『銀ちゃん』と呼ぶようになり。笑顔も晒す事も多くなって。
神楽の年頃らしい仕草や言動に――――自分も、笑う事が増え。

その内、『特別な仲間の存在の1人』として。
『親愛』・『家族愛』と言った情も、己の中で芽生える様になった。

・・・・・・だが。月日が進むにつれて。
神楽に対する認識に対し、胸中で変化を起こし始めたのだ。

少女がこの世に、存在し。
自分の目の前にいるという事が、素敵だと最高だと思う様になり。

少女から、目を離す事も出来ず。
ふとした弾みで、肩が触れてしまったとか。指先が触れてしまったとか。

逆に少女から、オレに触れて来た時とか。
その瞬間――――たったそれだけの事で、まるで『天国』にでもいる様な感覚になって。

もう、何て言おうか。はい、心情を暴露しちまうと。
おもっくそ。神楽を抱き締めたい衝動に、駆られてしまうんデス。

自分でも、本当信じられないんですが―――――オレ、坂田銀時は。
神楽という少女に、心を奪われてしまった様なんデス。


自分よりも10歳以上年下だろうが、そんなの知ったこっちゃありません。
ロリコン?オレは、ロリコンじゃないよ?

オレだって男だ。
こう見えても、それなりに恋愛は経験して来てる。

過去に同世代の女や、年上の女とも関係を持った事もあったしさ。
今回は好きになった相手が、たまたま年下の少女だったってだけだしね?

勿論、当時に付き合っていた時は。
その彼女が好きだったし、大切だったし――――喧嘩もしたけど、楽しかったし。

・・・・・でも、それだけだった。
若気の至りも、あったんだろうけど。なんて言うの?

互いに今が楽しけりゃ、それで良いじゃん?的な感じだったんだよ。
先の事は見据える事はしないで、今だけを見てるみたいな。

・・・・・今思えば。それじゃあ。あんまり、長続きしねえよなあ。

でも、今は違う。
だって、オレ。この先の事、考えちゃってる。


神楽と常に一緒にいる自分の姿を、脳裏に描いちゃってるし。
なんつうか。それを想像するだけで、幸せ感じちゃってるんだよ。


顔のにやけが、止められない状態だし。脳味噌、湧いちゃったか?

――――とうとう。オレにも、『愛』が訪れたらしい。
ああ、神様。どうも有難う。マジで、感謝シマス。

なあ、神楽。
普段から、どうしようもない事を口にするわ。
依頼が来なけりゃ、ギャンブルで散財するか。居間で、愛読書読んでるか。

和室で、寝転んでるか――――の昼行灯だわ。
糖分好き・アルコール好き・女好きの、三拍子が揃ってるわ・・・・で。
身も蓋も無い、男だけど。

本当に、オレはお前の事が好きなんだ。
心の底から。好きで好きで、どうしようもないくらい。


現実世界の何もかもが、素晴らしく思えるくらいに。
お前から1秒でも、目を離したくないくらいに。


ああ・・・・・でも。
穴が開くほど、見つめ過ぎてたら悪いな。勘弁してくれ。な?
それだけ神楽を、見てたいっていう想いの表れなんだから。

コイツと他に比べろって言われても、何も比べられない。
オレにとって、神楽という存在が一番。

そのお陰で、唯一頭が上がらない。以前は、そんな事無かったのに。
・・・・・コレも、惚れた弱みってヤツか・・・・・?

最近じゃあ、会話するのも難しい。
照れが、生じて。他愛の無い会話をしても、二言・三言で終わっちまう。

そんな感じが連日、続いちゃってるモンだから。
神楽も怪訝の表情を浮かべる回数が、多くなってるし。

いや、実に困った。困ったよ、マジで。
―――――でも。・・・・実は。実はだよ?

お前も結構、オレの事を。心憎からず、思ってくれてるんじゃない?

明確なモノは、あんまり無いけれど。
そうなんじゃねえかって、思える節は幾らでもあったりする。

例えば、他の奴等と。オレとの態度が、違っていたり。
オレが触れても大丈夫なのに、自分以外の奴が神楽に触れたりすると。
途端に、キレ出したりとか。

『銀ちゃん!』って呼ぶ時に、嬉しそうな笑顔晒すとか。

もし・・・・もし、お前が。
オレと同じ気持ちを、抱いてくれているなら。
『好きだ』と、思ってくれているなら。

それが嘘じゃないって事を、分からせて欲しい。

真実なんだって、感じさせてくれねえか。

なあ―――――好きなんだよ。

本当に迷惑や、鬱陶しさを感じていないなら。

お前の事が、必要なんだ。

一人寂しい夜でも、心が温かくなる。

本当に、大好きなんだ。
オレの言った事を、信じてくれ。


だから、可愛い神楽。
頼むから、がっかりさせないで下サイ。

こうしてお前に、出逢えたんだから。






傍にいて、離れて行かないでくれ。
お前を、好きでいさせて。





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