兄貴vs変態隣人 4




秒針の音が静かな部屋に響き渡る。
そこで嫌な汗をかく私と
睨み合いを数十分続けている、ガラの悪い男2人。
ティーカップに入った紅茶はとっくに冷めてしまっている。


沈黙を破ったのはお兄ちゃん。



「トラファルガー、てめぇ・・・コイツとどういう関係だ」


「そういう関係だ」


いやいや、どういう関係ですかローさん!!



阿呆かアンタ!!
そういう関係ってどういう関係だ!!
言っとくけど何もないからね私たち!!
ただのお隣さん同士だからね!!

というか、
これはローさんもお兄ちゃんも変な勘違いをしているのでは?
お兄ちゃんは、
私とローさんが付き合ってるというとんでもない勘違いをしてて
ローさんは、
私とお兄ちゃんが付き合ってるっつー、
これまたとんでもない勘違いをしてて・・・。



「おれのモンに手ぇつけやがって・・・どう責任とるつもりだユースタス屋」


「コイツはお前のもんじゃねぇ!!俺が大事に育てた女だ!!」


「・・・・育てた・・・だと・・・・?・・・・てめぇ」


「ちょっ、お兄ちゃん!!変な言い方すんの止めてよ!!ローさんも落ち着いて!!」



大事に育てたって・・・まぁ間違ってはいないけど
今の状況でそういう言い方はよくない!!
ローさんなんて目見開いてるし、なんか怒りで震えてんじゃん!

・・・そういえばローさん・・・
"おれのモン"とかなんとか言ってたけど、
私ローさんのモンになった覚えないんですが。



「ローさんとは家が隣なだけ!!んで、お兄ちゃんは今日たまたま家にきただけ!!」


「・・・隣だぁ?」


「・・・兄貴って、ユースタス屋がか?」


「そうですよ。大体、ローさんもあたかも付き合っています、みたいな話し方止めてください!」


「いいじゃねぇか、そのうちおれのもんになるんだし」


「誰がなる「おい」



隣でずっと黙ってたお兄ちゃんが口を開く。
その一言は、私とローさんの思考を一時停止するには十分な威力をもっていた。





おれもこっちに住む





こんな変態野郎と隣人でいさせるか!!









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