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※拍手お礼はtkrbシリーズ『実家』の会話文です。
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『実家(兄の本丸)に帰ります。』









大典太光世と兄本丸のお姫さま





「…………」



「…………」



「…………」



「え、えーと……どうしたんですか? 大典太さん」



「……小さいな」



「はい?」



「壊さないように気をつける」



「は、はあ…………はい?!?!」









兄本丸の主さまと平野藤四郎





「平野」



「はい、承知しております、主さま。どうぞ、こちらを。どれも僕の自信作です」



「んあああ~~!!!!うちのお姫様は天使だな?!?!」



「この平野のおすすめは、こちらのお写真です。お嬢様を撫でたい大典太さんをじっと上目遣いに見上げているシーンです」



「最高にかわいい。大典太の無表情にあからさまに戸惑いつつもシャイな大典太からの言葉を待ってるこの感じ、とてもよい。さすがだな平野!」



「ところで主さま」



「ん? なんだ?」



「僕はこのビデオカメラと動画編集ソフトが手に入れば、お嬢様の本丸でのお暮らしをより一層鮮やかに残しておけると考えたのですが」



「買おう。主が許す」



「ありがとうございます! では早速、こちらの通販サイトからのご購入をお願いいたします。ポイント十倍キャンペーン中なので」



「おう、任せろ」









兄本丸のお姫さまと薬研藤四郎





「どこ行くんだ? お嬢さん」



「わ! びっくりした……薬研くんか。えーとね、お台所にお邪魔しようかと」



「厨? こんな時間にか?」



「うっ……いやその……か、カップラーメンが食べたくて……」



「それなら歌仙か燭台切に――」



「それだけは絶対ダメ!!」



「カップラーメンなんざ体に悪いぞ。夜食なら頼めばいい。どっちも喜んで作ってくれるさ」



「う、うん、それは分かってるというか、それだから困るの……」



「……つまり、お嬢さんが食いたいのはうどんやら雑炊ではないと」



「は、はい……。こ、こんな時間にどうかと思うけど! でもこんな時間だからカップラーメンが食べたいんだよ……。でも歌仙さんたちに見つかっちゃったら、絶対に食べさせてもらえないでしょ?」



「ふぅん。じゃ、俺っちとお嬢さんだけの秘密だな。ただ、条件がある」



「え……」



「俺を共犯してくれ。お嬢さんと一緒に俺も食う」



「えっ、そんなことでいいの?」



「あんたを独り占めするには、絶好の機会だろ?」



「……薬研くんはほんとに将来有望だよ……」









兄本丸のお姫さまと大倶利伽羅、おまけに燭台切光忠





「……やる」



「へ、」



「ちっ……! 俺の代わりに食えと言ってる」



「え、伽羅くん、ずんだ餅好きなんじゃなかった? 食べなよ」



「……やる」



「いいよ! 伽羅くんが食べなよ。わたしはもう頂いたし、ね?」



「……」



「もらってあげて。伽羅ちゃん、きみに何かしてあげたいだけだから」



「光忠……!」



「え、え~~……。あっ、じゃあ半分こにしよう! ね? わたし、伽羅くんと一緒に食べたい」



「……勝手にしろ」




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