夏祭 miki視点(?)拍手有難うSSです。
ご覧になって下されば幸いです。


ゆらり、ゆらり浮かび上がる提灯越しのろうそくの灯りは人々の祈りを照らして そしてその祈りは新たな燈花を咲かせる
私は誰かの心を癒す灯りをともすことができるのかな…


「mikiちゃん、お祭り行きたいっ♪」
と言う歌愛ユキちゃんのおねだりで夏祭りへ。

教師は夏休みでも忙しいらしく夏休みのユキちゃんの世話はほぼ私に一任された。
『浴衣着たい』と言うユキちゃんの為に着付けを必死で覚えた。
なんだかんだ言っても氷山キヨテル先生以上に甘いな私。

太鼓の音、笛の音、色とりどりの屋台からリンゴ飴やベビーカステラの香り…
節電にと頭上には提灯、足元には灯り火が点灯ってて少し幻想的な雰囲気を醸し出してる。

「次どこ行こうか?金魚すくい?」
「あ!GUMIちゃーん!! Lilyちゃーん!!」
ユキちゃんが大きく手を振る先に浴衣姿の2人がいた。

GUMIちゃんも気づいて『ユキちゃん、mikiちゃんっ』とカラコロと小気味の良い下駄の音と共にコチラへ駆け寄ってきた。
淡い色の浴衣がとっても可愛い。

「こんばんは~。来てたんだ~」
笑顔で言葉を交わすGUMIちゃんの後ろでLilyちゃんが軽くテンパっていた。
下の方にやたら目線をやるので下に目をやったら、全て理解できた…。

GUMIちゃんとLilyちゃんは指を絡めて手をつないでいた。
いわゆる『恋人繋ぎ』だ。

「ユキちゃん浴衣可愛い!」
「キヨテル先生が買ってくれたの~」
「そうなんだ。私達もがくぽお兄ちゃんが用意してくれてね~…」

それでもGUMIちゃんは同じテンションで話している。
きっとそんな事気にならないくらいLilyちゃんが好きなんだ…。


初めて逢った時からGUMIちゃんに対して淡い感情を抱いてた…
雑誌の表紙の撮影でGUMIちゃんと両手をつないだ時はかなりドキドキした…
でも私が憧れやときめきと言い聞かせている間に、きっとGUMIちゃんはLilyちゃんに告白したんだろう…
Lilyちゃん綺麗だもんね…。

恋が叶った女の子の笑顔はまるで花が咲いたようだった…。


GUMIちゃんが『じゃあね~またお仕事でね~』と手を振るまで笑顔で応対してた。
ユキちゃんがつないでいた手を離したので落ち込んでいた思考が停止する。

「GUMIちゃんとLilyちゃんのマネっ!」

ユキちゃんはあの『恋人繋ぎ』をやっていた。
子供に見られちゃってるよ…。

でもつないだ手のぬくもりと満面の笑顔に気落ちしていた心が癒やされてゆく。

「おうち帰るまでこうしてようね。キヨテル先生が見たら怒られちゃうから」
「? はぁい」



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