WEB拍手ありがとうございます!
久々の更新です(ご無沙汰してました^^)

現在の拍手SSは、『華と光と』。
NARUTO本編、その後の妄想話です。
これは華焔が製本しようとして書き始めたお話であり、長く、そして更新は不定期になると思います。
なので・・・かなりフランクに構えてお読みくださいますよう^^
以上のように前置きさせて頂きます。
では・・・!



火の国から目的の場所まではおよそ丸2日かかる。
鬱蒼と生い茂った緑の中、4つの黒い影が飛ぶように移動していった。
その先頭を行く桃色の髪をした彼女は、漂ってくる海風を感じながら向かう先を強く見据える。
昨日の事、自分を突然呼び出した木の葉の里長であり師である綱手は、単刀直入にこう申し伝えてきた。

『お前をリーダーとして、今すぐF国とD国との国境へと赴け。』

正直その国名を聞いた瞬間に、私は大きく驚き目を瞠っていた。
だって其処には、自分の大切な彼が任務に赴いている筈の場所で・・・!

『その・・・あの、綱手様?』
『サスケと同じく、向かわせたもう一個別小隊の長からの要請があった。』
『え?』
『現場は相当に荒れているらしい。国同士の争い、身から出た錆ではあるものの、女子供等、怪我人を見捨てておくわけにも
いかず困っているとの事。出来たらで良い、救命処置を施せる者を派遣してもらいたい・・・とな。』

成る程・・・と私は一つ頷いた。
地元の民族同士の争いが発展した結果、その被災者等は、訪れた木の葉の里の忍に強く助けを求めたのだろう。
その中には恐らく老人や子供といった弱者も沢山居て、見るに見かねた要求という事だ。

『勿論、こちらもボランディアなどで早々貴重な人材を派遣などしてられないからね。キッチリF国とD国に見合った分だけの報酬を要求するつもりだ。』
『ハァ。』
『それに、ちと気にかかる情報もあってな・・・。』
『気にかかる情報とは・・・?』

呟いた綱手様に私はすかさず言及した。
するとお前には伝えておこう・・・と、その未だ未確認な裏情報を口にした師匠。
そして『明日の朝には出立してくれ!』と指令が下されたのだ。

「この林を抜けたところで、一旦休憩を取る事にしましょう!」

移動しつつ、背後に続く若き医療忍者たちへと声をかける。
途端『了解です』と粋の良い返事が木霊して聞こえてきた。

『今回の動乱の裏に、何処のかは知れぬ忍の存在があるらしい。』
『それはつまり・・・糸を引いている愚か者が居るという事ですね。』
『あぁ。そしてそいつらが被害にあった地区の者達をけしかけて、自分たちの思惑通り上手く扇動しているようだともな。』
『そんな!』
『そういう忍が居たとして、そいつ等が一体何が目的でこのような事をしたのか?』
『・・・。』
『暗部にも密かに命を出し、裏を探らせているところだ。サクラ・・・今回の任務、気を抜くなよ?』
『っ・・・はい!』

木から木へと飛び移りながら、自分にだけ密かに告げられた事柄を思い出す。
今回自分に任された小隊のメンバーは、他3人ともに優れた医療忍術の使い手達だ。
そして戦闘要員としても機能するようにと、綱手様が選りすぐってくれた者達ばかり。
とはいえ、男子2名女子一名の彼等は皆自分よりも歳が若く、実働経験が浅い。
彼等を預かった身としては、無事に任務をこなし里へと帰郷したいと強く思う!
何処からとも無く聞こえてくる美しい鳥の囀る声を聞きながら、サクラは胸に抱く想いを再燃する。
万が一という時を考えて、戦闘用にも使える人材を選ばれた綱手様。
未確認の情報ではあるが、くれぐれも怠るなという事。

「ヒノ。」
「何ですかサクラ先輩?」
「先に頼んでおきたい事があるの。」

念の為、人員の中、感知系の能力を持つ彼に前もって指示しておく。
綱手様より知らされた内容までもは口に出さないものの・・・。

「争いの後で、現場はかなり荒廃しているらしいから。メンバーの安全を考えて常に辺りを警戒しておいて欲しいの!」
「分かりました。」
「勿論、私も常に気を張っておくつもりだけれど・・・その辺は貴方の方が優れているだろうから!」
「はい!任せてください!」

ニッコリと良い笑顔を浮かべつつ自分の言葉に頷いた彼は、実直な性格だ。
正直火影様より任された特別な任務という事で、気負いしている部分が無きにしも非ずである。
素直な部下は、本当にありがたいと思えて!
小隊長、リーダーというものの難しさを改めて強く胸に感じると共に、ふと昔の記憶を思い出す。
そうだ、カカシ先生もきっと、こんな風に頭を悩ませていたのだろうな・・・と。

「大変だったんだろうな・・・。」
「え?何です・・・先輩?」

思わず呟いた事柄に、こちらを振り向き不思議そうな顔をした後輩ヒノ。
そんな彼に『ううん、何でもないのよ』と首を振り、私は苦笑したのだ。




(お読み頂けて光栄です!
これ以前のお話は、もう一押しされますと読めます。)



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