突然ですが大変です。

ナルトが頭を打って記憶喪失になりました。




「えっと…その、すみません」

「……なんで謝る」



任務でドジを踏むのはいつものことだ。それをフォローして任務を遂行するのもいつものことだ

いつものことだ、と割り切ってみたものの今回はそうもいかなくなった

打ち所が悪く記憶喪失になりやがった

サクラの見立てでは一時的なものらしいから安静にしていればそのうち戻るんじゃないかといわれた

―――そのうちっていつなんだ…!



「いやぁ…だってすんげぇ怖い顔してるし…俺がドジ踏んで記憶なくしたわけだし…」

「お前がドベでマヌケでドジなのは今に始まったわけじゃねぇ」

「…それでも、お前にそんな顔させたのは俺が原因なんだろ?」

「うぬぼれるな」

「…全然説得力がないってばよ」

伸びてきた手を一度は交わすがそれでも執拗に伸ばされた右手

頬を撫でられてうっかりと安堵してしまう。

この手のひらは何も変わっていない、俺を救い出してくれたあの手だ



「お前ってば俺のことすんげぇ好きだったんだろ?」

「・・・」

「俺、お前のために絶対思い出すから」

「・・・安請け合いするところもかわってねぇ」

「記憶がなくても俺は俺だしな。だから俺を信じろよ」

「・・・」

「まぁ、記憶が戻らなくてもまたお前を好きになる自信はあるけどさ」

「何?」

「お前にこんだけ好かれればいやでも好きになっちまうってばよ」



両の手で頬を包み額をあわせてくる。

近づいた距離に戸惑い何も言わないでいるとこの馬鹿は都合のいいように解釈したらしくて「ニシシ」と笑いをこぼす



「だから少しだけ待っててくれってばよ、サスケ」



何も変わらないこの馬鹿に何もいえなくなる

言葉も声も手のひらも

きっとこいつは思い出さなくてもまた俺を追いかけてくれる、なんの保証もないがあいつの笑顔を見てそう思えてしまった

いわいゆる惚れた弱みってのはこういうことなんだろうな、なんて頭の隅で思いながら大人しく抱きしめられてやった








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