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 そう、あれは六月も終わる頃。生徒会室で瓶ラムネを飲んでいたときだった。

「俺、瓶ラムネって好きなんですよね。ほら、瓶の中から取れそうで取れないこのビー玉が好きで」

 ついぽろっとこんなことを言ってしまったのが俺の失態。会長の幼馴染みであり、書記長である叶綾女先輩は、
以外と可愛らしいところもあるのね、と笑い出すし、例のバ会長は例によってこんなことを言い出した。

「そうかそうか。俺も大好きだぞ。ほら、俺様の心も掴めそうで掴めないガラスのハートだからな。このビー玉とよく似ているだろう」

 本当にこの人の頭の中はどうにかならないのだろうか。最早、何が言いたいのかも分からない。

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