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●英西英● 好きなので <眉毛side> 誰の前に居るときよりも、お前の前では格好をつけたい。 スーツは一番上等なものを着たいし、靴は磨かれていないとダメだ。 立ち居振る舞いだって紳士らしくしたい。 お前はそういうことを欠片も理解していなくて、お前が居ればえぇねん、とか、平気で言う。 俺が逆立ちしたって、ブリ天になったって言えないようなことを言いながら、笑ったりする。 どしたんアーサー、トマトみたいになってんで! 俺は結局、うるせぇトマト野郎何でもかんでもトマトにしやがって、と暴言を吐いてしまう。 俺だってそうだ、の一言が言えなくて。 (お前がいてくれればいいんだ) (でも好きだから格好つけたいんだって) それだけなのに。 |
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