「Chiaki's Angels」-そして視界は常に-

「Hello Angels!!」
千秋の声を合図にソファーに座る美女3(?)人。

今日の依頼は、人物調査。

「詳しいことは、峰のファイルに。健闘を祈る。」
短い言葉で通信は切れた。それと共に、峰が資料を配る。

「今日の依頼主は・・・タチヤーナ・ヴィシニョーワさん。」
「あら、ロシアの方かしら」
「長いから、ターニャさんと呼称しまショウ。」
「何々・・・?日本人の彼が・・・・カツラかも?!」
「ルー・マルレ・オーケストラの主席オーボエ奏者ですって」
「カツラかどうか気になるって相談デスか?」
「いいえ。どうやら彼が夜な夜な、鏡の前で頭皮に何か塗ってるらしいわ。」
「増毛剤ですカね。ちゃんと医薬品使わないと余計危ないデス・・・」
「朝起きて、枕についている抜け毛を数えては青緑色になっているって。」
「相当重症ね・・・」
「で、彼の髪がこれ以上抜けないようにはどうしたら?って」
「それはアレですよ。♪お医者さんに、相談だ♪」
「このおバカひょっとこ!!それが出来ないからクスリ塗ったり青ざめたりしてるんじゃない!」
「真澄ちゃんは心配ないですね。もじゃもじゃ♪」
「ちょっと!!!乙女に対してもじゃもじゃって何よ!!!このメクソ!!!」
「いひゃい!!いひゃいですよますみひゃん!!!」
「いっそのこと、植毛しちゃえばいいのよ」
真っ赤な東洋のルビー、三木清良はじっと事務所の片隅を見つめる。
そこには、のだめと真澄の乱闘によって破壊されてしまった
「おれの真っ赤なルビー」
とかかれた彫刻を涙ながらに修復作業している金髪の白いアスパラ。

「「「・・・フサフサね・・・」」」

「色、元に戻してから植える?」
「でも、髪染めって繰り返すと毛根弱りますヨ??」
「この際、色は我慢してもらえば??」

そんな作戦が遂行されているとも知らず、ターゲットは
「はぁぁ・・・ターニャ、今日もタンクトップだったなぁ・・・」
と、抜け毛の理由を誰にも相談できず、唯一人悶々とした生活をしているのであった。



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