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The Day After 足元を流れる水のイメージ。 澄んだ水だった。 水と同じような清涼な空気の中、 「なに見てる?刹那」 後からロックオンが抱きしめてきた。 温かく力強い、その腕の感触を確かめるよう、 「ガンダムか?」 ちらり、と視線をよこしたものの、 見つめる先には、朽ちた装甲の一面に、 「いや…」 刹那の目はもっと遠くにあった。 そこには、漆黒の宇宙に浮かぶ青い惑星がある。 刹那は優しい瞳で、その輝きを見つめていた。 ロックオンが不意に顎をとり、刹那の顔を自分に向けさせた。 「少し妬けるね、お前にそんな目で見てもらえるなんて」 ロックオンはそう言うと、刹那の唇にそっと己のそれを重ねた。 口付けは更に、深いものにかわった。 「ふ…っ…」 刹那の吐息を合図に、二人の唇が離れた。 「ロックオン…」 「なんだ…?」 そのまま首筋に顔を埋めて、 「こういう行為は、あまり意味のないものだと、この前言われた」 「俺たちの体はもう、精神の力でコントロールできるから…か?」 刹那の首筋から顔を上げたロックオンは、翡翠の瞳を向けて訊ねた。 「刹那、お前は?これが意味のないものだと思うか?」 「いや…」 思ってもいなかった返答に、ロックオンは目を瞠った。 「これが、一番お前を感じられる」 刹那は体を、ロックオンに押付けた。 「…俺もだ、刹那」 ロックオンは刹那の背を抱きながら、 「どうした?ロックオン」 「水の上じゃな」 溺れる心配はなくても、感覚が分散される。 「場所をかえよう」 ロックオンはそう言うと、刹那の手を握って引っ張っていく。 「ああ…」 その強さに微笑みながら、 |
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