ヽ(゚ゥ゚*)ノ@
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北の山には、魔女が住むという。

私がそれを聞いたのはまだ幼い頃。
父母は私や妹、弟が言う事を聞かないと、決まって「悪い魔女が浚いに来るよ」と脅したものだ。
そして父母も幼いときには、同じように祖父母に言われたらしい。
私の妻も、近いうちにそれを口にすることになるだろう。

それでも、誰も魔女の存在を信じてはいない。
私も信じてはいなかった。

昨夜、私は身一つで宙に浮き、空を飛ぶ人影を見た。
それは村はずれの森の中から飛び出し、木々の影に飛び込み見えなくなった。

それがどんなに恐ろしいことか、私はよく知っている。
父母の代に教会が建ち、村が飢饉を乗り越えてからは、
魔法だの魔女だのと言ったことは口にできなくなった。

北の山には、魔女が住んでいる。
私はそれを、終生口にすることはないだろう。


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「北の山の魔女」




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