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拍手ありがとうございました。 あなたの拍手が励みになります。 拍手お礼掌編(5種類・ランダム) せんちめんたるじゃーにー 「そんな歌が、なかったっけ?」 不意に言われた言葉に、反応が遅れる。一呼吸遅れて見上げると、顔が意外にも至近距離にあった。 「私にそれを聞く?」 歌の題名なんて興味がない。重要なのは、それが心に届くかどうかだ。 「ん、今ふと思い浮かんだんだ。なかったかなって」 にっこりと笑う。薄い唇が伸びて、弓形になる。この唇の形が大好きだった。 「もしあったとしたら、どうするの?」 「さあ、CDでも探して、聞いてみるのかな?」 ニヤニヤと笑っている。 「どんな曲だと思う?」 「どんな曲だと思うの?」 「それはズルイな」 笑いながら、目だけをぐるりと時計回りに回す。考える時の癖だ。 「せんちめんたる、なんてついているから、切ないバラードなのかしらん」 首を傾げてこちらを見る。返事を要求しているのだ。 「案外、ハードなロックかもしれないよ?」 浮かんだ答えを口にすると、瞳を大きく丸くして、すぐに狐のように細くする。 「それってステキ。せんちめんたるって、実はハードでロックだものね」 心底嬉しそうに、歌うように呟いて、顔が離れた。 「調べないの?」 訊ねると、可愛く笑って言った。 「せっかくのハードでロックな歌を、消したくないもの」 笑うその姿に、笑みがこぼれた。 ******************** 書き終わってから、この題名の歌を知り、 あう、 とか思ったのは内緒です。 感想なんかも拍手でどうぞ。 |
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