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申し訳程度に過去SSその4

グリルパルツァーなネタ② ヘリオスの友情
 * * * * * 
「ヘリオス、何してるの?」
「……調べもの。……ちょっと、記録に必要なもの」
図書館の一角、歩み寄るキャロルとの単調な受け答え。会話なんて続く訳がない。
本を出してはパラパラとめくり、本棚に戻す動作の繰り返し。キャロルがじっと僕を見ているものだから、だんだん耐えきれなくなってくる。
「……何?」
「ううん、一生懸命だったから」
彼女がはにかんで笑う。なんだろう、こんな風に言われると、なんだか反発したくなる。……そういうつもりは全くないのに。
「べっ……別に一生懸命なわけじゃないよ。ただ……痛っ!?」
ごとんと鈍い音をたてて、頭に衝撃が走る。本棚の本が、頭に向かって落ちてきたみたいだ。……角が入って痛い。
「だっ……、大丈夫!?」
「……ん、大丈夫だから」
おろおろするキャロルの手を押さえて、額にキスをする。
「ヘリ……」
「心配しないでよ。これくらいで死ぬ訳じゃないんだから」

――恋愛感情なんてモンは微塵もない。
(確か額は友情のキス。認めたくないだけの言い訳、だけど)

「……あ、やっぱりだめかも。キャロル、司書室から薬箱貰ってきて」
「大丈夫って言ったじゃないのー! 霧廻、助けて!!」



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