ありがとうございます!!
ただいまの御礼小話はクロスオーバー7種です


5.綺麗どころ3人で



とある茶屋にて、3人の美女が惚気話に花を咲かせていた。

「旦那様は、凄腕の幻術士で、とても優しい方なんです」

と、黒髪の美女がニコリと笑えば、

「わたしの夫は、警備隊の大隊長で、とても頼りになる方ですよ」

とツインテールのたおやかな美女が微笑み

「気は優しくて力持ちで、意外と器用で、とってもおもしろいのよぉ」

と、桃色の美女がキャラキャラと笑った。

そんな3人の相手が、どんな人物なのか、
同じ茶屋に居合わせた皆が気になっていた。

そして、しばらくして彼女達を迎えに来た内、
黒髪の美女の夫は、ずんぐりむっくりした印象は
受けるが、知る人ぞ知る希代の幻術士の里芋行者で、
ツインテールの美女を迎えに来たのは、

「このひとが、旦那様?」
「いいえ。マンは、義息子の1人です」
「私が母上のご主人なんて、畏れ多い。大隊長は、
もっと体格も良い、立派な方ですよ」

ということで代理で、桃色の美女の迎えも

「キャンデリラ様ー。何か、キョウリュウブルーは、
あちこち手伝ってて引っ張りだこで忙しいみたいなんで、
代わりに僕が迎え行けって言われたんですけどー」

という訳で本人では無かったため、周囲の想像を大いに掻き立てたが、
その想像が当たっているものは、おそらく1人も居なかった(笑)



ご意見ご感想ご指摘などございましたら(拍手だけでも送れます)
お名前
メッセージ
あと1000文字。お名前は未記入可。