「仁王君は、何処までが本気なのか解らない」



意識が戻った時、そこは良く見慣れた自分の部屋だった。
・・・久し振りだ。あんな昔の夢を見るなんて。
昔(と言っても中学時代)は


【女遣いの荒い詐欺師】


なんて変な異名までついていた。
確かに傍から見れば女遣いが荒かったのかもしれない。
しかしそれは傍から見た状況であり、本当は違う。
告白され、「NO」と言った後が色々と面倒だから
気がなくても「YES」と言って、
名前すらも知らない奴と付き合うと言う事になってしまうのが本当なのだ。
そして俺が彼氏らしい事をしないのを理由に
「別れて」と言われるから別れていただけ。
それがどうなると「女遣いが荒い」になるんだか。
(ま、その態度自体がそうなんだろうけど)
でも、今となってはそんな異名を聞いたことはない。
それは、お嬢が居るから。
【お嬢】と言う、俺が本当に守りたいと思うヤツが出来たから。



「仁王くーん!」



・・・ほぉら。愛しい愛しいお嬢の声が俺の部屋へと届く。
自室の窓を開けて顔を下のほうに向けると、
ニコニコと俺の部屋を見上げる愛しい姿。



「早くしないと遅れちゃうよ?」

「・・・待っときんしゃい。今からそっち行くから」



そう言って、急いで制服に手を通し鞄を手に取り玄関へ向かう。
そんな日常が、とてつもなく愛しい。



お嬢が俺の傍に居ってくれる限り、変な噂は立たないだろう。
今の俺はお嬢に、










依存しているのだから。



鈴音に元気の源を・・・!(拍手だけでも送れますw)

あと1000文字。