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★★★★★★★★★★★★★★★ ★★★★★★★★★★★★★★★ +拍手ありがとうゴザイマシタ+ ★★★★★★★★★★★★★★★ ★★★★★★★★★★★★★★★ のりのり
「すんません!折角アラタさん明日空けてくれたのに、やっぱ大会近いから部活やるって…」
既に情報が入っていたのか、三洲は特に驚く様子もなく「ああ」と顔を上げる。 「別に構わないさ、俺も用事があるし」 「え、用事?」 三洲は手元のプリントをまとめながら、 「音楽鑑賞会の打合せを戻したし、文化祭の出展店舗の下見も戻した」 「戻した?」 「そう、当初の予定通り。俺も助かる」 三洲はてきぱきとプリントを仕分けし、こちらには目もくれず仕事をこなしている。 一学期の中間試験明け。 テスト期間中は勉強で忙しいからと言われ全然会えず、 そしてテストが終わってからは音楽鑑賞会の準備があるからと全然会えず。 やっと予定をやりくりしてもらってデートにこぎつけられると思ったのに 今度はこっちの都合でダメになり。 この機会を逃したらあっという間に期末試験期間に入るし、 それが終わったら夏休みに入ってしまう。 もう、何日も二人きりで会えていない状態が続き、真行寺は爆発寸前、 なのに、三洲は涼しい顔をしている。 淋しく思っているのは、やはり、自分だけなのか。 でも。 その当初の予定をずらしてまで自分との予定を入れようとしてくれたわけで。 そこまでしようとしてくれていたのは三洲も少なからず明日を楽しみにしてくれていたかもしれないわけで。 残念に思ってるのは自分だけではないかもしれないわけで。 書類を束ねる手が絶え間無く動いて忙しそうにしている。 それは、怒っているから? こちらを見たくないから? 残念に思ってるから? そう考えたら、すとんと気持ちがおさまって。 そう、そんな、 「なに?」 「やや、えと、なんでもないっす」 真行寺が残念そうな、そしてどことなく嬉しそうなそして苦笑いのような顔で「再来週、絶対大丈夫なんで、お願いします!」と頭を下げると、 「そんな先の約束はできないさ」と三洲は即座に却下しながらも、カレンダーを探して視線が動いた。 そう、そんな素直じゃないところがすきなんです。 2015.06 END ★★★★★★★★★★★★★★★ |
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