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感謝をこめて…

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Only You?


「トラップ…いいかげん諦めたらどうですか?」

 呆れ果てた様子でため息をつき、キットンは言った。

 酔いに任せてグチを吐きつづけるトラップ。そんなもんに付き合っているのが面倒になったのだ。

 グチの内容は、もちろん、彼の片思いのことである。

「諦めたほうがスッキリしますよ」

「…冗談じゃねえ」

 キットンの言葉に、しかしトラップは目をぎらつかせて首をふった。

 ――さっきまで、死んだ魚のような目をしていたのに。



 真剣なんですね……。



 キットンはほんの少し姿勢を正して、問いかけた。

「なぜ、パステルのことをそこまで思うんですか?」

 トラップは迷うことなく即答した。





















「パステルが恋愛するんなら、相手はおれしかいないからだ!」





















 ………………はあ?











「あいつの相手は、おれに決まってんだよ! おれだけなんだ…あいつが、本当の恋をできるのは!」

 それは強がりとか、照れ隠しとか、そういう類のセリフではないようだった。

 トラップの瞳は心底それを信じこんでいるという表れで、光り輝いていた。



 真剣なんですね……。



 ならば自分も、真剣に。

「トラップ」

 キットンはトラップの肩を優しくたたき、ほほ笑んだ。











「それは、ただの勘違いですよ」











 心をこめて真実を告げられたトラップは、そこで瞬間冷凍されたようであった。

 それを幸い、キットンは立ち上がり

「ま、せいぜい頑張ってくださいよ。わたしに迷惑かけないように」

 妙に優しげなほほ笑みをもう一つ残して去っていった。







 トラップが解凍されるまでには、かなりの時間が必要だった。






某Pさんがカラオケで歌ってくださった曲をネタにして書いたもの。TOKIOの名曲です。

どんな名曲もトラパス変換すれば爆笑ネタに大変身!

キットンのツッコミは、その日カラオケに居合わせた全員のツッコミでありました。







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