ダイの大冒険二次創作サイト
「神の涙と地上の魔界」への拍手ありがとうございます!


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出来ればご感想ください。


お例文は
ピロロの顔相談:ミストの対2の続きです。



「だいたい!
 キルバーンは昔は顔があったんだろ!
 その顔に直せばいいじゃないか!」

 ポップの顔をキルバーンに使われる、つまりキルバーンの顔がポップにされる可能性を聞いてぷんぷんしながらダイが言う。

 竜の騎士の手から解放されたピロロは何とも言えない顔でその様子を見ていた。
 先ほどまであった恐ろしい迫力がまるっきり消え、まるでただの子供みたいに見える…ただの子供に戻っているダイを。

「お、そういやそうだなー
 なんでその顔にしねーんだ?」

 ポップがそういえばと思い付いたというか思い出したような顔でダイの意見を後押しする。

「なんかする気にならないんだよねー
 そもそも昔の顔なんか覚えてないし」

 ポップの後押しにピロロは肩をすくめて答える。
 なんとなくしぐさがキルバーンみたいだった。

「そっか、
 キルバーンの昔の顔嫌いなんだっけ?」

 なんで嫌いなのにそもそも最初に作ったときにそんな嫌いな顔を作ったんだろう?

 ダイはそう不思議に思うがピロロは記憶の大部分をキルバーンの記憶で上書きで消してしまってある、
 ピロロにそのことを質問しても無駄だろう。

 ちなみにキルバーンの記憶にはキルバーンの顔の記憶が無かったらしい。

「なんっか……純粋にきょーみあるな、昔のキルバーンの奴の顔」

 ポップがつぶやくのに残りの全員が同感だという顔をしたりうなづいた。

「どんな顔してたんだろうね?」

 ダイの謎を前にした子供のような純粋な疑問ですという顔にすっぱいものでも口に詰められたかのような顔をするピロロ。
 そんな顔をされるとますます気になる。
 当人(ピロロ)、キルバーンの昔の顔が話題に出され興味を持たれるとこんな顔をするくせにあくまで覚えていない、と言い張るのだ。
 よほどひどい顔だったのだろうか?

「もう!いいでしょ!今更昔のキルバーンの顔なんて!
 それ思い出してわざわざ再現するくらいならきるでぃの顔を治すよ!!

 もういいよ!ほかのみんなに意見聞くから!」

 そういってぷんぷんと怒った使い魔態度をとるとピロロは消えてしまった、これ以上その話題が続くのは嫌だったらしい。
 ポップのなし崩し許可が取れないようなら、まして竜の騎士にダメと約束させらたかにはこれ入れ以上いても意味はないと判断したのかもしれない。

「おっと、消えちまった」

 ポップがきょろきょろと探すようなしぐさをするが魔法で姿だけ消えているわけではないらしい、確かにこの場からいなくなっている。

「よほど昔の死神の奴(キルバーン)の顔の話題を出されたくないのだろうな」

 ヒュンケルはしたり顔でピロロの感情をさしはかろうとするが、そもそも自分で作ったものの姿がそこまで嫌いというピロロの感情がわからないしわかろうという気になれない。

「あんな態度とられるとますます気になんよな」

 かたくなというか一方的な態度にますます興味がそそられるポップ。

 自分で作ったはずの当人が見るのも話題に出されるのも嫌がる顔……忘れているのに話題に出されるのも嫌だという感情だけが残っている、思い出される顔……どんなものなのか気になる。

「お!そういやさ、キルイーかキルビィならキルバーンの奴の顔覚えてんじゃねーのか?」 

 ヒムの提案にその場にいた全員がうなづいた。
 ほかのキルシリーズでも知っている、覚えているかもしれないが、キルシーとキルディとキルストを除けばこの二人が圧倒的にほかのキルシリーズに比べて出会う頻度が高い。
 そしてキルシーとキルストはなんだかんだはぐらかされそうな気がするし、キルディは何か聞き出そうとするには扱いが難しいので除外した。

「そっか!今度二人のどっちかにあったら訊いてみよう!」

 ダイが提案するがポップがンンと声を上げる。

「だったらすぐにきいたほうがいいな、
 ピロロの奴に口止めされっ前に」

「ああ、あの様子だと知られるのも嫌だと言い出しかねないな」

 今ならまだ口止め前かもしれない。






2020年5月29日

バーン様はミストの顔はどんなのでも受け入れる。
何より「ミストのついたと言う条件が加わった自分の顔という状態だがミストバーンの顔はミストがついた時点で好ましく思っている」ので
ピロロとキルバーンは「その逆」です。

なにより、原作でキルバーンの顔の仮面をアバン先生が切り落としたとき、
あれだけ切り落とせば片手で顔隠そうが隠しきれずに確実に見えてるはず、
なのに見えないし(だから当サイトでの「実は霧」設定)、
キルバーンはキルバーンで姿を見られるのを嫌っていたので。

「姿を見られるのを嫌う」のはミストもですが、
ミストはミストバーンの姿は見られるのを嫌うのはバーン様の命令だからで
当人の感情は「バーン様の姿を見せるのはバーン様当人が禁じているのにに申し訳無い」であって、
ミスト的にミストバーンの姿としてなら見られることに関しては特になんとも思って無さそう、
「ミスト」の霧の姿を見られるのを当人の感情として、嫌う、けど。

逆にキルバーンは「霧の姿を見られるのはそうでもないが、霧じゃない姿の素顔を見られるのを嫌う」にしました。

もう一回拍手を押すとダイと霧つきキルシリーズたちがいたずらもぐらや玉ねぎについてだべっています。



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