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お礼とおまけを兼ねて、ベルばらオフに寄稿したネタを発掘したので改稿して置いておきます。
※基本的にギャグネタですが人によってはグロいと思う描写がありますので注意して下さい。



 
 彼は手の中にある四匹の鼠の骸を見つめていた。誰かに絞め殺されただろうその鼠達をじっと見詰めながら彼は静かに呟く。

「…リキュウ、ジロキチ、トシヒサ、ジェリー…お前らの命は無駄にしねぇぜ。…成仏しろよ…」

 そして彼は慣れた手つきでその鼠達を包丁でさばき始め、程なく各部分に分けられた。
「頭としっぽと骨はハーブと一緒に煮込んで出汁にして…肉は癖が強いから特性スパイスアランスペシャルをたっぷりかけてしばらく置くと。野菜は…今日はにんじんと玉ねぎとジャガイモの切れっ端をロザリーからもらってたからそれと…ああそうだ、隣から珍しい野菜を分けてもらったからそれもちょいと入れてみっか…ナスとか言ってたがうめぇのかなこれ。まあいいや、とりあえず切るか」
 全ての材料を切って炒めた後、彼はスープに材料を入れて煮込む。
「今日は小麦粉もバターも珍しくあるからホワイトソースにしてみっか…よし、できた。具の状態は…うん、そろそろいいな。じゃあこれも入れて、最後に味を調えて…よっしゃ完璧!『鼠のシチュー・アラン風味』出来上がりだぜ!」

 彼が満足げに頷いた時、不意に入口をノックする音がした。彼の運命を変えるノックの音が――





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