玉砕覚悟の恋



06. 相変わらず君は優しくて残酷で



「具合悪いのか?」

僕を気遣った様子で話しかける彼

「いいえ。そんなことはないですよ」

あなたのせいで眠れない
そんなことは具合の悪いうちには入らない

「本当か?」

チラ、と涼宮さんのほうを見て顔を寄せてくる

「またハルヒが何か迷惑かけてるんじゃないのか?」

ああ、まるで涼宮さんは自分のもののような発言ではないか

「いいえ。涼宮さんの精神は安定したものですよ」

「そうか…」

そう言って涼宮さんの方を見つめる彼の目は慈愛に満ちているようで

そう、彼は優しくて残酷で

そして、そんな彼が愛しい

今日もそんなことを思って眠れない夜を過ごすのだろうか

それで具合の悪い素振りを見せればまた彼の優しさが?

そんな時が来ればまた思うのだろう

相変わらずあなたは残酷で…痛いくらいに優しい






ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。