![]() 拍手御礼:KAITO誕前夜祭的SS(カイマス) 全5種類で順にループします 1. 1月も半ばを過ぎて、街のそこここが鮮やかなハートで飾られ出した。 「もうバレンタインの準備か……年々開始が早くなるなぁ」 見るともなしに眺めつつ、私はどうしようかな、なんて考える。手作りするのは決定にしても、何作ろう。あれ、でもカイト的にはチョコよりアイスの方がいいのかな。だったらアイスケーキ……それともバレンタイン用に何か限定メニュー出てるかな? つらつらと考えながらも、足は一路家を目指す。厚手のコートを着込んでいても、この時期の夕暮れは身を切る寒さだ。風に凍えて身を縮めると、ひどく心細く、人恋しくなる。早く、カイトが待っていてくれる家に帰りたい。 「ただいまー」 鍵を開けて、そう声をかけながらドアを開くと、殆ど間髪入れずに出迎えの声がする。 「お帰りなさい、マスター!」 喜色に弾む声は、尻尾を振って駆け寄るわんこみたいだ。カイトが毎日こうして迎えに出てきてくれて、本当に嬉しそうに迎え入れてくれて。それが嬉しくて幸せで堪らないんだって、ちゃんと伝わってるかなぁ。 「ただいま、カイト」 改めて言いつつ、鼻先まで引き上げていたマフラーを外すと、白い両手が差し伸べられた。 「寒かったんですね、マスター。ほっぺたとか、赤くなってます」 そっと頬を包まれて、その掌が大きくて、あったかくて。うん、と小さな子供のように頷いた。 拍手ありがとうございます! 更新の糧とさせていただきます(´ー`*)。・:*:・ ↓簡単メッセージを使ってアンケート:『どの更新物がお好きですか?』 良ければポチっとご意見をお聞かせください(*´▽`) |
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