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下よりフィリエド小説


【目】

じっとエドガーを見つめると、しばらく見つめあっていたのが、耐えきれないという風に彼から目を反らした

微かに色付いた頬に、一体自分は何をやったのだろうと記憶を遡るが、まったく思いあたる節がないのである

「エドガー・・・?」
「こちらを向くな」
「・・・俺は何かしましたか?」

今だに目を逸らし続けるエドガーに近寄れば、突然、腰に抱きつかれた
俺の心臓は悲鳴をあげ、密着した部分の体温が爆発する

「・・・目が、見れない」
「え」
「おまえの瞳が綺麗で、直視できない」

えええ
一体何を言っているのだろうと、今だに腰に巻き付くエドガーを見れば、一瞬目があった直後逸らされた

そ、そんな事初めて聞きましたと言えば、私も初めて気付いたと言われ、とりあえず目の前の愛しい身体を抱き締めた



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