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ザップさんの僕に向ける視線は他の人に向けるものとは違って、優しくて甘ったるいもので。
「レオ」と呼びかける声が、照れくささと切なさがにじんでひどく複雑な響きになっていた。
つまりは、そういうことだろう。
「ぼくのこと好きなんでしょ? 」なんて、言えないけれど。



レオの俺へ向ける視線が優しくて「ザップさん」と呼びかける声には幸せがにじんで、頬がときどき赤くなる。
そのひとつひとつに気づくたび、叫び出したくなる。
「俺のこと好きなんだろうが! いい加減好きって言えよ!」なんて、口に出来るわけないけどな。






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