<天使と悪魔と王様と>

そのいち。




簡潔に言えば、ギャラクティックナイトは暇だった。

「…悪魔…」

宇宙空間を当ても無く漂いながら、彼はポツリと呟く。

彼を倒した、あの蒼い悪魔は、一体何者だったのだろうか。


「………」

とにかく、戦いが終わってしまった今、彼は退屈で退屈で仕方なかった。

「………」

いっそもう一度封印されようかとも思ったが、自らを封印する術を、ギャラクティックナイトは知らなかった。

「………」

ふと目線を変えると、宇宙の片隅に小さな星が見えた。

「………」

その星の引力に引かれたのか、ギャラクティックナイトの体はその星に向かっていく。

あそこへ行く運命なのだろうか。ならば抗うまい。

ギャラクティックナイトは静かに思いながら目を閉じる。

大気圏を突き抜ける時に発せられる熱も、衝撃も、彼にとっては軽い痛みでしかない。

『契約』と同時に得た、多大な損害と力は、彼の耐久性を恐ろしく上げていた。

目的も何も無く。
ただなんとなく。

彼はその小さな星…ポップスターへと落ちていった…。





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