(アサキオ・グローリーとジギリス・ターレンについて)
「グローリー隊長はなんというか、結婚相手に良さそう」
「分かるー」
「あはは、私らには手が届かないわよ」
「部下に凄く慕われてるわよね」
「あの若さで、っていうのはやっぱり凄いと思う」
「ジギリス様はお優しい人ね」
「私達みたいな下働きにも気さくに話しかけてくれるし」
「きらきらしてて素敵!」
「茶目っ気もあるしね」
「その茶目っ気の被害を受けてるのはだいたいグローリー隊長」
「仲良しだから!」
「和むわ」
「ていうか王宮に来た女の子がだいたい最初に惚れるのはあのお二方のどっちかじゃん……」
「いや分かるわー」
「なぜベルになってしまわれたのか……」
「くすん」
「まあルディカと楽しそうにしておられるから良いんじゃない」
「うーらーやーまーしーいー」
「あれ? グローリー隊長って許婚のかた、いなかった?」
「一部で有名なルメーリア様ね」
「なにそれ?」
「会えば分かる」
「そういえば最近、あのかたも王宮で見かけるかしら……?」
アサキオとジギリスはどうしてもセットにしかならなかった。
というか幼馴染み組がセットになりました。