La fille branche

昔昔。
世界で一番美しいと謳われた少女が居りました。
彼女は、母親に美しさを妬まれ、故郷を追い出されて仕舞いました……
彼女が踏み入れたのは、黒の森。
昼間であっても光が差し込むことのない、暗闇の森でした。彼女は歩み、ついには座り込んでしまいました。

思い出すのは、母親の顔です。

母親は、幸せに眠っている娘の髪をつかみ、引き起こすや、剃刀で彼女の頬を抉ろうとしたのでした。
命からがら逃げ出した少女は、頬に手を当てて身震いしました。
彼女は立ちあがって、更に歩いていきます。
こんな森の入口だなんて、いつ追手がついてくるか!
進むや、一軒の小さな家が目の前に現れました。
彼女が抱えられるくらいでしょうか。窓も、扉も、煙突も、嘘のように小さい家を見て、少女はほほ笑みました。

ああ、可愛い。



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