「臨也さん」
「なんだい?」
「(わああ今のでなんかもうイラッときた!)」
「…どしたの?いつまでも好青年オーラ出すの疲れるからさ、早くしてくれる?」
「あああのなんで私が呼ばれたんですか?」
「ハッそんなことか。全くもってくだらないなあ」
「(ウザッ)」
「簡単だよ。俺が君を必要としたからさ」
「え?(訂正します。キュンでした)」
「君は馬鹿だし、素直だし、良い子だ。まあつまり騙されやすい子だからね。俺にとってこの上なく扱いやすい人種だ。そして何より、」
「何より?」
「俺のことが好きだろう?」
「………っな、にを、」
「なーんちゃって!真に受けちゃって、かーわいーい。こうやって君と遊ぶのは実に愉快だなあ。これが、君を呼ぶ本当の理由だよ。わかった?」
「わかりました。それじゃあ帰ります」
「ちょ、ちょちょちょ、待って!せっかくだから、お茶してかない?ほら噂のロールケーキもあるし、キャラメルフラペチーノだってあるよ!ねえ!」
「…今はスー●ーカップのバニラが食べたいなあ」
「波江、ちょっとコンビニ行ってきて!」
「ハイハイ」



ガチャン



「全く君は我が儘なんだから」
「臨也さんに言われたくないです。それより、」
「それより?」
「二人きりですけど、どうします?」
「………は?」
「波江さんもいなくなって二人きりですよ。手、出すなら今じゃないですか?」
「き、きききき君何ゆってんの!?」
「…なーんちゃって!臨也さん動揺しすぎですよ」
「………騙したの?」
「だ、騙したっていうか、今のは冷静に臨也さんが対処すべきでしょう!?」
「君のくせして随分と生意気なことしてくれるね。罰として一週間ここのトイレ掃除決定」
「さいやく!」
「おや、書類整理でもいいんだよ?たまには波江にも休暇をあげたいしね」
「喜んでお受けします」
「わかればよろしい」
「(ウザッ)」
「さて、そろそろ波江が帰ってくるね。コーヒーと紅茶、用意してくれる?あと、ロールケーキも」
「はあーい…」
「あ、キャラメルフラペチーノはその、そこの冷蔵庫の臨也ってところに入ってるから!」
「はあ」
「べ、別に君が飲まないんなら俺が飲むし、嫌なら飲まなくていいけど!」
「いただきます(かわいいなあ)」
「………うん(よ、よかった…!)」





「…今日はいつもより早く帰したのね」
「波江、なんかもう、俺やばい。気持ち悪い」
「あら、知らなかったの?」
「なんか波江が行った後、二人きりですよ?とか言われて」
「(こいつも相当鈍感ね)それで?キスでもしてやったの?」
「まさか!動揺しまくってたら、なーんちゃって!って…」
「騙されたわけね(呆れたんでしょうけど)」
「罰として、一週間うちのトイレ掃除にしてやったよ!ハハッ」
「……ねえ、臨也」
「何さ」
「そんなまどろっこしい口実重ねるよりも、単刀直入に言った方が早いと思うんだけど」
「…そんなこと、ひねくれた俺にできると思う?」
「無理ね」
「(ちょ、即答)ま、わかってはいるんだけどね」


「いい歳して中学生みたいな恋しちゃって。気持ち悪いことこの上ないわ」



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