猫の気持ち♪

雪が降っている
セシルが私の胸元から出ない。
先ほどスノウが投げた大きな雪玉がもろに頭に当たった。
小さな子がいたので避けられなかったせいもある

怒ってるわけではない
寒いのだ
ぷるぷるふるえている
可愛い生き物だが

「すまなかったな…私が奴を殴り飛ばしておいた」
「まだ喋れる状態じゃないようだ」
「うにゃあ」

全く怒っていないのはわかっているが

「まあ、私も役得だと思えばいいかもしれんな」
「本当にすまなかった」

ライトニングが頭を下げた。

「おこってないにゃ」
「わかっている…だが寒くてまともに喋れていないじゃないか」
「うにゅ」
「私はお前がぺったりとくっついていてくれるのでそれで十分だがな」
「にゃ!」

セシルは真っ赤になって服に潜ってしまう。
そこで丸まるのは反則的に可愛い。

雪もたまにはいいものだ…



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