イラスト・TOEキール*SS・キルメル

ボクがアイツに出会ったのはリッドやファラよりも遅い。
けれど、なぜだろう。
セレスティアにきてから急にアイツと一緒にいる時間が、長くなった気がするんだ。


++一緒にいるわけ++


「キールーーーー!」
遠くから呼びかけられて。
そちらの方を振り向けば、遙か先に淡い紫の髪が揺れているのが見えた。


「メルディか……」
今はキャンプするための食料探し。
リッドも、ファラも。それぞれ別の所で、担当の食材や材料を探しているはずだ。


「まったく…アイツはちゃんと探してるのか?」
ぶつぶつ言いながら、そこに生えていたキノコを、図鑑で調べだすキール。
ややあって、


「はぁ…はぁ…やっと見つけたよ、キールぅ…」
「なんだ、ボクを捜していたのか?」
その言葉に、それは悪かったな、と付け加えるキール。
それを聞いたメルディが、ぽかーんとキールを見つめた。


「な、なんだ」
「キールが優しいと…不気味だな」
「な、なんだとぉ!?」
「だってキールがいつも怒った顔ばかりだな。
優しい、素直なことないな」
かちん、ときたが、確かにちゃんと考えればいつも怒ってばかりだと思い当たる。
こういうときは言い返せないのが、なんだか悔しくて、
それでも少しばかりの反論を試みる。


「お前がいつも変なことばかり言うからだろう。ボクのせいじゃない」
「キールがせいよ〜。キール、メルディがわからないことばかり言う。
だからだな〜」
「だ……」
言いかけて、キールは言葉を飲み込んだ。
このままではいつものように水掛け論になることが目に見えたからだ。
途中で言葉を切ったキールを、メルディが覗き込んでくる。
はぁ…とため息をついて、キールはメルディに向き直った。


「なら、わからないときは言え。わかるように、なるべくしゃべってやる」
ぶっきらぼうにそう、キールが言った。
その頬が、紅くなっているのに気付いただろうか。
メルディは嬉しそうに微笑むと、


「ワイール! なら、これ何か?」
言って、差しだしたのは見るからにおどろおどろしい毒がはいっている…
というか、毒そのものの色と形をした怪しさ満点のキノコだった。


「な、お、お前、こんなものどこで獲ってきた!!」
「ん? あっちにいっぱい生えてたよー」
「すぐに捨ててこーーーーーい!!」
メルディの指さす方を見ながら、キールは大声を張り上げた。




だから危なっかしい。
だから……放って置いたら、大変なことになるだろう!?

だから、だ。
一緒にいるのは、そんな理由なんだ。
他に理由なんて、在るわけがない。




fin.
++++++++++++++++++++

だって好きだから〜〜〜〜〜。^^
世話焼きさんみたくなってますが。キルメルは好きですv
ほっとくと危険な天然メルディとツンデレキールv

一緒にいる理由を、自分の中で形作ってる、キールさんでした☆

無断転載・お持ち帰り、ブックマーク禁止☆

「拍手。ありがとうございます」

イラスト&SS 3/6番目 TOE「キルメル」でした。

コメントを下さった方にはbbsにてお返事差し上げています
ぽちっとついでに一言どうぞ

テイルズオブジアビス、ルークonly拍手は↓

よりどうぞ。



活力up!よければ一言どうぞv(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。