ありがとうございます!
【お礼文①/ヴェ学/レイユリ】
「あー地球が回ってるねぇ」
「…」
「自転を感じるには寝転がるのが一番だよねぇ」
「…それはボケてんのかボケたのかどっちだよ」
「…ユーリくん、先生に対して酷すぎない?」
30分ほど前に、5限目開始のチャイムが鳴っていた。
今日のような天気の良い日は屋上で寝るのに限る。
そう思って赴くとすでに先客がいた。
1フロア下にある物理学室の所有者。レイヴンだ。
特に問いかけることはしなかったが勝手に喋り出した。
嘘をつくときの典型的なパターンだ。
「おっさん、ちょっと起きろ」
「えー。なんでよー」
「いいから」
急かされて上体だけ起こすと、伸ばした足の上にユーリの頭が来る。
いわゆる膝枕の状態だ。突然の出来事に慌てるレイヴン。
しかし、腿の上にユーリの頭がある以上大きくも動けない。
「おやすみ」
「ちょ、おっさん動けなくない??」
「うん、動くな」
「ええええー」
ぽかぽかし始めた陽気。昼寝には絶好の屋上。
たまには甘えるのもいいもんだ。
ユーリは微睡みながら胸中で呟いた。
おわり
お礼文全6種(リボーン3種/ヴェスペリア3種)
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