ありがとうございます!
【お礼文③/TOV/フレン→ユーリ】
「フレン騎士団長」
「ずっと憧れていました」
「あなたを目指して騎士団に入団しました」
自分たちが帝国を守るのだと。
ひいては世界を守るのだと。
目に輝きを宿した新米騎士。
褒め称え、貴び、従う。
(ああ、この重圧が、)
かつての重罪人を庇うわけではないが。
日々、周りからかけられる言葉は重い。
期待に応えなければ。
模範でいなければ。
自分のミスは騎士団全てのミスに繋がる。
「よぉフレン。宿屋のおばちゃんから差し入れだぜー」
「ユーリ、いい加減窓から入るのをやめないか」
「別に困らねーだろ。食いもんはお前のとこに届くわけだし」
「まったく、君は…」
当たり前のように窓から入ってくる黒ずくめの青年。
手には包みを持って、いつもと変わらないペースで話す。
(…あの人と僕の違いは君かもしれないね)
かつて自分が憧れた元騎士団長。
頭にちらついたが差し入れを食べると綺麗に消えた。
おわり
お礼文全6種(リボーン3種/ヴェスペリア3種)
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