◆◇ 拍手ありがとう御座います(^ω^) ◇◆
お礼小説 … 坊カイ←佐原
今日は仕事から上がる時間がいつもより早かった。
お客も少なかったし、暇だったけれど・・・まぁ忙しいよりは全然そっちの方がいいし。俺の気分は結構良くて、自然に笑みが浮かぶ。
「まだカイジさん起きてるかなぁ?」
時計を見ればまだギリギリで起きてそうな時間。
俺はコンビニでお酒を2本だけ買うと、そのままカイジさんの家に向かった。
カイジさんの家が見えて来ると、部屋の窓が確認出来る。カーテンが閉まっていて起きているかわからない。カーテンの隙間から、淡い光が見えるような、見えないような。
とりあえず行ってみないとわからないと考え、そのまま部屋の前まで来た。
「起きてるといいけど・・・ん?」
「・・・・・・、・・・」
部屋の中で小さな物音と声が聞こえたような気がした。
気になって玄関のチャイムを押す前に、ドアに耳を押しあてる。
「ぁっ・・・う・・・」
「?」
「・・・・・・はぁ、・・・ん」
「ほら、・・・がいいんだろ・・・」
「あ!・・・う・・・さいっ」
「っカイジさん?」
耳を澄ませば聞こえて来る、なにやら如何わしい声。ドア越しであるため、よく耳を澄ましても何を言っているのかは聞き取りづらい。
しかしカイジさんの気持ちよさそうな声と、違う男の声・・・まさか、部屋の中ではあーんな事や、うっふんな事になっていたり・・・
「いやいや、まぁ待て佐原。よく考えろ・・・!」
自分に言い聞かせるように呟く。
そう、俺はそんな単純な考えはしない。騙されないっ・・・!これはそういう風に思って立ち去ってみるが、実はマッサージだった、耳かきだったとかいうお決まりパターンの一部・・・。俺はそんな簡単なひっかけに惑わされない!
それにもし俺がカイジさんの耳を掃除してあげるとしたら、俺の膝の上で気持ちよさそうに震えちゃったりとかして。
『さ、はら・・・もっと・・・』
『ん?なんスかカイジさん』
『あっ!も、もっと・・・奥・・・』
『んーここがいいんですか?』
『!そこ・・・気持ちいい・・・』
「なんてね!なんてね!カイジさーん!!俺にも耳そ・・うじ・・・」
「!あっ・・・ちょ、かず・・・や・・・はぁっ、はぁ・・・」
「ん、なに・・・」
「今誰か、の声・・・あぁっ」
「キキキ、気のせいじゃね?」
「あっ、あ、ちょ・・・そんなに動くなっ・・・!」
俺の思考停止。
なに、この目の前で繰り広げられてる××××な光景。え、耳掃除でした!的な・・・その・・・ありがちな、そんな感じじゃなかったの?
カイジさんを組み敷いて、腰を揺らす男は俺に気づいてニタリと笑みを浮かべる。何勘違いして入って来てんの?ばーか・・・みたいな視線だ。
「っカイジさんの馬鹿っ・・・!」
心の中で小さく叫んだ俺は何も見なかった事にして、律義にもドアを静かに閉め(だって夜だし)その場から走り去る。いや、見なかった事になんて出来ない。だってカイジさんの表情は…下半身にクるものがあった。その表情をさせているのが俺じゃないのが悲しい現実だが。
膨らむ下半身を押さえて走り去る俺、かっこ悪ぃ。
でも俺はカイジさんを諦める気なんてない。絶対、絶っっっ対に!
「な・・・なぁ佐原、」
「なんですかカイジさん」
「いや、なんでそんなに見てくるのかな・・・って」
「気のせいッスよ。それより今夜カイジさん家行きますから」
「はぁ?なんでだよ」
「絶対に行きますからね!!」
頑なに言う佐原に、カイジはただ首をかしげていた。
(「なんでそんなに家に来たいんだよ?」「カイジさんと居たいからですよ!」「い、意味わかんねぇ事言うな馬鹿!」)
- - - - - - - - - - - - -
特に落ちはないという・・・。坊カイ←佐原でした。こんな関係も好きです(笑
バイト終わって2人でカイジの家に帰ったら、坊ちゃんが普通に居ればいいと思います。そして佐原絶句・・・みたいな。
尚、コメントのお返事が不要な方はコメント前に★マークを付けて下さいま
せ!
|
|