「――姫」

翻弄される。

「私の忠誠心を…いえ、姫へのこの想いを、疑っておいでなのですか?」


信じちゃ駄目だ……。

「――姫」

惑わせないでほしいのに、この人は何なく私の心に入ってくる。



…答えはもう、出ている。

「…柊」

私の言葉を待ってたかのように、差し出される手。


手を伸ばすと、手の甲に口付けられる。

「――我が姫の、御心のままに」



信じてはいけないと思いつつ、柊が側にいると安堵し、この人の不可解な言動にさえも振り回されてしまう。


―それでも、この人を信じたいと、私の心が願っているからなのだろうか?





柊千。



ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。