拍手ありがとうございます!

軍務省のモブ女性職員達の会話をお楽しみ下さい。

*** ある軍務省モブ職員たちの会話② ***


◆ 散歩中の軍務尚書を見た話

「この間、朝早く中央公園で
ランニングしてたら、尚書閣下をお見かけしたんよ。例の、ペットのダルマチアンとお散歩してた」
「例のワンちゃん」
「『私の犬にみえるか』の」
「それ」
「散歩中の尚書閣下、どんな感じなの?」
「え……いつもの感じだった」
「いつもの感じか~」
「フェルナー准将もランニングしててね」
「してそ~」
「合流して、尚書閣下の横で併走しながら喋ってた。プライベートでも一緒なんだね」
「仲良いのかね」

─ 数日後 ─

「怖い話していいですか?」
「どうぞどうぞ」
「先日朝ランニングしてたら、尚書閣下と今度はハチ合わせたので、ご挨拶しました」
「うん」
「『いつも走っているのか』とかって聞かれて、ちょっと雑談した」
「ほう」
「閣下と別れたあと、前に、フェルナー准将と尚書閣下が合流してたあたりへ走ったところですね」
「まさか」
「フェルナー准将が待機してた…」
「まじか……」
「気づかなかったフリして通り過ぎたあと、物陰に隠れて様子をみました」
「すると?」
「尚書閣下の姿が遠くに見えて、准将閣下が走り出します」
「ほう」
「『おはようございます、閣下!偶然ですね』」
「怖あああ!」



ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)
あと1000文字。