「愛してるって、言ったら信じてくれる?」
「なっ……なに言ってんの!? 熱でもあるんじゃない」
そう言って顔を逸らしたキミの、髪の間から見え隠れしている耳が熱を帯びた様に赤く染まっているのに気づいた瞬間。ああ、やっぱり好きだな、って、愛おしさがこみ上げてきた。恥ずかしさを誤魔化す様にわざと怒って見せる態度も。それに合わせてハの字になる眉や膨らんだ頬っぺたも。逃げるように合わせようとしない目も。何もかも、キミの全てが愛しくて。
抱きしめたら暴れるのは一瞬だけ。後は大人しく腕の中、預けられる重さにまた、思い知らされる。いつもいつも、「好き」の気持ちは彼女よりも自分の方が多いんじゃないかって。彼女の好きと、自分の好きとでは絶対、重さが違うんじゃないかって。
だから悔しくて、いつもは言葉にしないけれど。それでもやっぱり伝えたい。溢れるほどのキミへの想いを、
あいうえおのあ
「愛してるよ、」
お粗末さま
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